海外小学生の日本語作文練習帳

外国語が第一言語の小学生(12年生まれ)が書いた日本語の作文を延々とアップしていくブログです

八月七日の作文

グッピースイスイスイ   イル・ボンナム

 グッピーがよりそってスイスイスイ!2ひきのグッピーが水そうの中を泳いでいる。

 水曜日の科学でグッピー2ひきをもらった。赤いのがオス、白いのがメス。ぼくたちは、魚をそだてるセットを買ってそだてることにした。名前もつけた。オスが大(ダイ)、メスが計(ケイ)。

 でも、ケイの体調が悪くなった。なぜかというと白いフンが出たからだ。白いフンは体調ふりょうの合図らしい。ぼくたちがエサをいっぱいやりすぎたからかもしれない。母は、

「大丈夫かな?」

と、心ぱいそうに言った。ぼくもそう思った。

 ケイ、はやく元気になってほしいな。それではやく赤ちゃんをうんで、その赤ちゃんがまた赤ちゃんをうんでくれたらな……。そのためには、ぼくも世話をきちんとしなきゃ!

 

 

8月から夏休みになりました。

夏休みにはなりましたが、パンガフという特別授業があって、子供は、毎週水曜日に小学校で科学実験の授業を受けています。

この前の水曜日、いきなり子供が持ち帰ってきたのが、つがいのグッピーでした。ご親切にも、先生は

「夫婦のグッピーだから子供を産むよ」

とオスとメスを一匹ずつくれました。

 

水槽や水の準備もなにもしていない状態だったので、急いでペットショップへ行って必用最低限のセットを購入。急遽、教えてもらったとおりに水を作って、グッピーを放しました。

狭いプラスチックコップから広い水槽へと、嬉しそうにグッピーは泳いでいきました。

と、ここまでは良かったのですが、翌日、2匹が白いフンをしているのに気づきました。ネットで調べると白いフンは消化不良の代表的な症状だとのこと。急な水の変化にストレスを受けたからなのか、2匹に与えるには多すぎる量のエサを与えたからなのか。

一見とても元気そうに見える2匹。仲良く寄り添って泳ぐ姿をみると、愛着もわいてきます。この体調不良を乗り越えて、早く元気になってほしいです。

 

ちなみに、この作文を読んで、

グッピーは魚だから『赤ちゃん』じゃなくて『卵』を産むんだよな~。まだまだ小学三年生だな~」

と、内心ニヤニヤした私でしたが、グッピーの飼い方を調べているうちに、グッピーは卵生ではなく胎生であることが分かりました。子供に指摘しないで良かったです。ホッ。