海外小学生の日本語作文練習帳

外国語が第一言語の小学生(12年生まれ)が書いた日本語の作文を延々とアップしていくブログです

七月二十四日(金)の作文

たきできた。下からよんでも、たきできた。   イル・ボンナム

 

「ザーッ。」

 うん動場からたきが流れていてびっくりした。

 何日か前に学校に行くと中ぼくは見た。ぼくのすぐ横をたきがながれている。その日は雨がいっぱいふったからだ。

 雨もザーッ、たきもザーッ!ザーザー天国だ。たきは、3~5こくらいある。さらに学校へいくときだけではない。かえるときもだ。お友だちと家にかえっているときもたきが朝と同じようにあった。

(わー。まだのこってたのか。)

 でもぼくは、そのたきをもっとはくりょくのあるたきにしたいと思った。ぼくは、

(ビックライトがあればなー。たきを大きくできたのに……。)

 でもぎゃくにこうも思った。

(ぼくがのみこまれるかもな……。)

 

 

題名を回文にしたところ、子供の遊び心に驚きました。

我が子の作文は、ドラえもんの登場率が高いです。

 

自然災害が立て続けに起こっている昨今、この作文を掲載するか悩みました。が、子供には悪意はまったくないこと、またこのサイトは子供と日本にいる家族との内輪のサイトだということからアップしました。滝のようになった雨水の流れへの感嘆と、災害への恐れとが複雑に絡み合った心境が感じ取れます。

先日、こちら韓国も恐ろしい大雨に見舞われました。夜間だったため家にいましたが、ものすごい雷と大きな雨粒が打ち付ける音に、なかなか眠れなかったです。翌日の道路は流された土砂で埋め尽くされていました。

コロナのときもそうでしたが、普通だと思っていた日常が、普通ではなく有難いものなのだのだと改めて感じます。被災者の方の生活が早く元のようになること、新たな災害がこれ以上起きないことを願ってやみません。

 

夏になり、学校が終わってからも長い時間外で遊びたい我が子。作文を書く時間が少し負担になっているように見受けられます。

来週から、少し趣向を変えた作文指導をしてみようと思います。

具体的には、一週目は新聞記事を書きうつし(正しい日本語の感覚を養う)、二週目は作文を書く、という二週間ベースにするつもりです。

新聞記事は、子供新聞が手に入ればより良いのですが、そう簡単には手に入らないので、インターネットで探してみようかと思います。なにかおすすめがあれば、教えてください。