海外小学生の日本語作文練習帳

外国語が第一言語の小学生(12年生まれ)が書いた日本語の作文を延々とアップしていくブログです

七月十七日(金)の作文

ベランダ紹介  イル・ボンナム

 今からベランダにある植物をしょうかいする。

 まずはゼラニウムだ。カのきらいなにおいがするけれど、ぼくはそのスーッとするにおいがすきだ。

 次はピレアグラウカ。葉はまるでちいさなはすの葉が連なったような形で、水をあげるだけでそだつから育てやすい。

 花キリンは花が赤くてきれいだ。ゲンペイカズラは花の形がベルみたいだ。白い花の中に赤い花がある。いつかそこから音が聞こえてくるかもな。

 虫が多いのは豆、シクラメンハートカズラだ。その虫は未来からやって来た虫でドラえもんの道具、フエルミラーを持っているのかもしれない。なぜかというと、虫たいじを一日に一回かならずやるのに、次の日になるとまたすごい数の虫がいるのだ。

 ベランダにはあとバジル、ミニトマトなどいろいろな植物がある。

 植物には、花がきれいなどのいい点と、虫がいっぱいいるなどの悪い点どっちもある。ぼくはそのいい点をいかしたいと思っている。

 

 

学校が始まったので、家で何か特別なことをする時間がなくなりました。なので、今回も「ネタがない!!!」そうです。

そこで今回は、七月十日に書いた作文でちょろっと紹介した我が家のベランダにある植物について紹介することにしました。

※七月十日の作文も、本日アップしました。併せてご覧ください。

 

個人的にはゲンペイカズラの「いつかそこから音が聞こえてくるかもな」という表現が好きです。ドラえもんのフエルミラーの話もよくできた例えで、退治しても退治しても増え続ける虫を上手に表していると思います(フエルミラーとは、ミラーに移したものが倍になる鏡です)。本当にそんな感じです。

 

ベランダの紹介をするというので、今まで名前も知らずに育てていた植物の名前を全部調べました。

我が家では「キリン草」と呼んでいた植物の本当の名前は、「花キリン」だということがわかりました。この花キリン、実は多肉植物なんですって。葉が薄いので多肉だとは思わずたくさん水をやっていましたが、これからは少し水やりを控えようかと思います。簡単に育つし、一年中花が咲いているので私たち親子の大好きな花です。

ゼラニウムも、我が家では「蚊取り草」と呼んでいました。花屋のおじさんに「蚊を追い払ってくれるよ~」と言われたからです。葉を手でこすると、ほのかな柑橘系の良い香りがします。確かにゼラニウムオイルは蚊よけにも使われているようですが、ゼラニウムを置いているだけではダメなようで、蚊はたくさん入ってきます。

ゲンペイカズラは、先日の作文で「名前?植物」と表現していたものです。冬の間、葉っぱが全部落ち切って一見枯れてしまったようになっていたのですが、冬芽のようなものがあったので念のため捨てずにいた所、春になって見事な復活を遂げました。ベルのような形の白い袋の中から飛び出るように赤い花が咲いている、というきれいな紅白の華やかな印象です。ここ二・三日で、赤い花が落ちて白い袋がうっすらとピンクに色づいてきました。

シクラメンのハダニは相変わらず多いのですが、最近はベランダ菜園の野菜に移動したらしく、毎日手でつぶす虫の量は減ってきました。

しかし、ベランダ菜園の野菜の被害は甚大で、唐辛子とサンチュはハダニ被害で枯れてしまいました。ミニトマトも小さな実が少しなっただけ。バジルは新しい葉をどんどん料理に使っているので(ハダニがボロボロにする前に食べる作戦)、なんとか生きています。

 

一度発生すると根治が難しいらしいハダニ。なんか対策ありませんか?