海外小学生の日本語作文練習帳

外国語が第一言語の小学生(12年生まれ)が書いた日本語の作文を延々とアップしていくブログです

八月二十一日(金)の作文

ねたがない   イル・ボンナム

「ねたがない!どうしよう。」

 きのう家にきたおじいちゃんをえきに見送ってから帰ると中きづいた。今日は作文の日なのに。

 書くことがない。おじいちゃんが家にきたのを作文に書くにはみじかすぎるし、グッピーについては前書いた。それを聞いた母は、

「ねたがないことを書けばいいんじゃない。」

と言った。ぼくもさんせいした。ぼくは手をまるでアパートのように高く上げて思った。やった!ついにねたができた。それで今この作文を書いている。

 ねたがなくても書けるんだ。でも、次はねたがないのをねたにすることはだめ、って母が言っていた。次はこうはできないな。

 

 

ネタがないそうです。

親の私の視点からみると書くことは山ほどあるはずですが、彼にとっては料理しづらい話ばかりだそうで。日常の小さなできごとを料理の仕方次第で面白い作文にする、なんてことを求めるのはレベルが高すぎかな。

仕方なく、あまりやってほしくはありませんでしたが、ネタがないことをそのまま書かせました。

 

先日、遠くに住む義父が突然家に泊まりに来ました。我が家に向かうKTX韓国版新幹線)に乗った後で電話をかけて、「二時間後につくからよろしく」。……韓国ではよくあることです。

こんな状況でも、両親には決して文句を言ってはいけないのも、韓国ではよくあること。義父に何も言えない夫に対するせめてもの反抗に、普段はなかなか手を出せない高めのお総菜屋さんで、五千円分のお惣菜を買い込みました。

 

韓国でもコロナが再拡大していて、夏休みのパンガフ授業も夏休み後の通常授業も、お休みになってしまいました。事情が事情なので、この時期、お友だちの家に遊びに行くことも来てもらうことも気がひけます。

二十四時間ずっと一緒にいる(一人の時間がない)のは、正直私もつらい。子供が一人でできるなにかをやらせようと、子供用プログラミングの本を購入しました。スクラッチ(初心者向けプログラミング言語の開発環境)を使ってプログラミングを学ぶことができるテキストです。スクラッチを使ってゲームを作ります。

これがとても面白いらしく、放っておくと一日中パソコンの前にいます。今までは何でもかんでも私に聞かないと気が済まない我が子でしたが、こちらに関しては、自分でテキストを読み進めて勝手に習得。スクラッチ様様です。なんでもっと早くやらせなかったのか。

子供の視力が気になるところではありますが(汗)、今回の休校期間はスクラッチを最大限生かして乗り切ろうと思っています。